龍谷大学の公募推薦入試が11月26日(土)、11月27日(日)2日間に渡って実施されます。
先週の近大の公募に引き続き、龍谷も受ける受験生も多いことでしょう。
龍谷の公募で気になるのが2021年から実施されている得点調整について。
龍谷大では以前は選択科目間の平均点に差が出た場合のみ得点調整されていたようですが、2021年から全科目で中央値方式により、得点調整がされるようになったみたいです。
いったい得点調整によって素点がどれぐらい下がるのでしょうか?
龍谷大学公募推薦得点調整の方法とは?
龍谷大の公募の得点調整は中央値による得点調整となります。
(素点-中央値)÷(満点−中央点)×満点の半分+満点の半分が中央値による得点調整後の得点になります。
例えば、英語が100点満点であなたの取った点数(素点)が70点だとします。
中央値が50点だとすると以下のような計算になります。
(70-50)÷(100-50)×50+50=20÷50×50+50=70点
素点が70点で中央値が50点の場合、点数が下がりません。
続いて、国語が100点満点であなたの取った点数(素点)が70点で、中央値が60点だとすると、以下のようになります。
(70-60)÷(100-60)×50+50=10÷40×50+50=62.5
この場合国語の点数が70点→62.5点になり、7.5点も下がってしまいます。
龍谷の公募推薦は2教科入試なので、得点調整によって合計で30点も下がらないとは思いますが、仮に素点で7割の140点取って受かったと思っていても、得点調整によって125点から130点に多くの場合点数が下がってしまうので、不合格になってしまう可能性が高くなるので注意してください。
年度にもよりますが文系学部の公募の場合非常に合格最低点が高く、素点で7割の140点だとちょっと厳しいケースも多く、素点で7割5分の150点、難しい学部だと8割の160点は取っておかないと正直安心できないです。
龍谷公募受験生は得点調整のことを必ず知っておくようにして下さい。
龍谷大学公募推薦得点調整と合格最低点まとめ
- 龍谷大学の公募推薦では2021年から中央値による得点調整が全科目で実施されている
- 得点調整によって多くの場合、点数は下がる
- ホームページに載っている合格最低点は得点調整後の得点であり、素点ではもっと取っておかないと合格できない
- 年度や受ける学部にもよるが、文系学部の場合、7割の140点だ不合格になることも多く、7割5分の150点、難しい学部の場合は160点取っておかないと合格は安心できない
以上、龍谷大学の公募推薦の得点調整についてまとめました。
ちなみに関西だと関学が一般入試で同じやり方で得点調整をしているので、関学受験生もぜひ参考にしてください。